女子大生の「考える」記録

将来報道に携わりたい女子大生です。考えたことを文字にします。

国会議事堂見学レポート

 
  大学の課題の関係で永田町の国会図書館へ向かった。駅の二番出口を出るとすぐ目の前が図書館。秋の紅葉が散り始めた道は、冬の匂いがした。
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思いの外、課題が早く終わり、国会議事堂を見学できることをふと思い出し、参議院へ向かった。
 
国会議事堂は衆参それぞれ、平日のみ見学することが出来る。料金は無料で一回につき一時間程度、守衛の人がツアーのように歩きながら説明してくれる。見学者の中には外国人もいた。
 
見学者が始まってすぐ、参議院議場に案内される。
二階席から見下ろすそこは、9月に可決された安保関連法案の最終決定の場だった所だ。
(当日のANAニュース)
まさにここである。 
 
  19日未明にNHKで中継を見ていたので、「ここで山本太郎か牛歩していたのか…」など、当日のどうでもいいことばかり思い出しながら見ていた。
  つい先日、第三次安倍内閣が誕生したが、その時に決まった閣僚はまだここには来ておらず、来年1月4日の開会式の時に初めて大臣席に顔が並ぶということだった。来年の開会直後、今度は傍聴に来てみよう。
 
  会議場の後は参議院の廊下を歩く。国会自体は正面から見て左が衆議院、右が参議院だ。衆参含めると200m以上の直線の廊下となる。
  両院に挟まれた真ん中には中央広場がある。自由民権運動を引っ張った板垣退助や、日本最初の政党内閣の総理大臣である大隈重信、そして日本最初の内閣総理大臣である伊藤博文の像が置かれていた。
  中央広場にある大きな扉は国会議事堂の中心の扉でもあるが、国会が開会される時など、年に数回しか開かないらしく、「開かずの扉」とも呼ばれるらしい。
 
他にも、天皇陛下や皇族が使う部屋も見学した。
中にはもちろん入れなかったが、開会式の際に天皇陛下が使われるその部屋はカーペットからカーテン、暖炉、椅子まで全てが華やかで美しかった。
部屋自体も安土桃山時代の建築様式である書院造りで作られているという。
極めて豪華絢爛な部屋だったが、年に数回しか使われないということで、勿体無い気もした。
 
最後に建物から外に出て写真を撮って見学終了。
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小学校の時に参議院衆議院どちらかを見学した覚えがあるが、成長し様々な勉強をした後に改めて来るのも悪くなかった。
 
日々、新聞の政治面を読みながら党や議員の動向は注視しているが、実際にそれがこの場で行われていると思うとやはり面白かった。
当日に申し込みが出来る手軽さも魅力的だった。
 
国会議事堂は石造りの外見に負けないくらい中も非常に豪華で立派なものだった。
初めて当選し、ここに足を踏み入れた議員たちは国政を担う柱となる責任感で身が引き締まる思いだろう。
  一方で、年を重ねるうちに自己利益のために動くようになる輩もいる。はじめの一歩の気持ちをいつまでも忘れずに国の礎を築いていってほしい。
初志貫徹を。